深大寺・・・いのち
深大寺・・・いのち
先日は神代植物公園でのセンスオブワンダーでしたが、今回はお寺の方に。
ホントの目的はバラの花に会うために植物公園に来たのですが・・・・・
休館日!・・・・・でした。
わ~残念、どうしましょ。
ということは、今回は深大寺のお寺さん巡りということね(^-^)

最初は大黒様と恵比寿様が祭られている福徳尊。
そこの彫りものが凄くて、見入ってしまいました。
あまり見ない彫り方の、鳳凰でしょうか?鳥と梅、梅の中に小さな鳥も。
小さな鳥は、ウグイスかな?
その下には、騎龍観音?弁天様?どちらでしょうか、わかりませんが
とてもお優しいお顔に見惚れてしまいました。

その両隣には、波と波に隠れるように亀が、その亀がまた素晴らしい。
そして横に大きな石に彫られた龍虎が。
すごい~と感動しながら歩いていくと、延命観音菩薩様が祭られています。
格子の中を覗いてみると、そこには大きな石がありその石に観音様がうっすらと、彫られています。
いい香りがしていますが、添えられたお花でしょうか、お線香でしょうか?
そこの説明には、昭和41年秋田県象潟港の工事に際し、海底の大石を引き上げたところ、
表面に延命観音が彫られていることが判明した。
第3代天台座主の慈覚大師円仁が自ら刻まれたと伝えられるもので、
縁あって発見の翌年深大寺に寄進され、当地に奉安されることになりました、と。
まだ近年のことですね、大きな石です。
浅草寺の観音様のお話にも似ています。
海底から見つかったなんて、それもまた何か意味がありそうですね。
すごいですね~
そのような観音様にご挨拶できて幸せです、拝。
木々もうっすら紅葉し始め、かなり自然が残されています。
サザンカがもう、咲いていました。
山茶花の花は柔らかな優しい花ですが、寒い冬の間唯一咲き続けるという、
強いパワーを秘めていますね、見習わなくっちゃ、(*^_^*)
そんなサザンカの花にそっと触れてきました。

見上げると、なにかたくさん実をつけた木があります。
何だろう?
ムクロジ、でした。
羽子板の羽根の黒い玉の部分になるものです。
蓮の種とよく似ています。

その近くにひっそりと佇む御仏様が。
ん・・・・・・もしや、と、説明を見ると、やはり。
命を亡くした生きものたちの供養の観音様でした。
私たちのために・・・・・・深謝。
六畜観音(りくちくかんのん)
どこも綺麗に掃き清められ、お花が添えてあるのですが、ここのお花は一束でしかも枯れています。
どうして、ここだけ?本堂の境内なのに。
忘れられているのでしょうか?
お参りする方が少ないのでしょうか。
気の毒で、そのまま帰ることができず、お花を探したのですが切花がなく、
植木鉢の花を伝授の方と求め、二鉢添えさせていただきました。
そのお花がすぐに撤去されたとしても、おもいは届いたはずです。
深大寺には八観音様、観音さまが八柱あります~六畜観音(りくちくかんのん)・そば守観音・
姫観音・福徳観音・千手観音・鳥獣観音・十二支観音・延命観音
動物霊園があるくらいですから、生きものの御霊を守って下さる観音様がいらっしゃいますね。
嬉しいことです~感謝致します。
書きながら気づきました、カーキの命日が10月でした。
カーキというのは、我が家の犬で6年前に亡くなったのですが、
そのカーキがまだ子供の頃に深大寺を一緒に散歩したのでした。
それはかれこれ20年前になります。
きっと、カーキが一緒に来たね~と、言っていたのでしょう。
それもあり、六畜観音様に導いたのでしょう・・・・・
感謝を忘れてはいけませんね。
今、私たちが食する全てのものは犠牲者です。
命を、頂いて私たちは生かされています。
感謝って、一言で言われますが、言葉で終わらせて欲しくない。
私たちはどうしてもその命を奪う(しいて奪うと言わせて頂きます)必要があるのか、
その姿を、その目を・・・・・その身になって、考えていきたい。
生きものたちは決して、人間のために生まれてきたのではありません。
そう思っているとしたら、それは・・・・・・上から目線、です。
私たちと同じ立場で、同じ権利を持って生まれてきた。
人間のために働くことや、癒すことや、食べものになることを望んで生まれたのではない。
すべての存在は、母なる地球の子供たち。
私たちの兄弟姉妹たち・・・・・同じ位置にいます。
それも兄や姉、さまざまなことを教えてくれる師にもあたります。
私たちをおもい、気にかけての好意は喜んで受けていいと思います。
が、それを私たちがそうさせるのは違います。
少しづつ少しづつでしょうが、私たちは変わらなければならない。
私たちが、本当の「変容」を遂げることが、人間の最終目的ではないのでしょうか。
私自身、多くの気づきをさせて頂いているにもかかわらず、まだ、最終目的には至っていません。
ごめんなさい。ゆるしてください。感謝しています。
ありがとうございます。
愛しています。
この言葉は、私たちの生涯をとおして忘れてはならない、
素晴らしい言葉だと、つくづく感じます~m(__)m
by mamashiningmoon | 2014-10-22 11:24 | Comments(0)