乙事諏訪神社~前宮
乙事諏訪神社~前宮

おっこと諏訪神社、って・・・・・もののけ姫の乙事主?みたい。
長野にはデイタラボッチもあるし、烏帽子もあるし、きになりますね~。

念願叶って~伺えました。
乙事諏訪神社。
しかし、聞いてはいましたが・・・・・本殿がないのです。
桃山建築の素晴らしい「門」があるだけ。
でも、調べてみると、そうではなく、本殿はあるらしいのです。
私にとっては、それは大したことではなく、
建物よりもこの地を守り続ける「この地の神」が重要ですから。

とはいうものの・・・・・入る前からなんとも荘厳な気が漂う。
戸隠神社がよぎります。
巨木がスックと高く高く、立つその姿。
そして石灯篭の存在感のあること!
岩を積み重ねたような、そのままの形を積み上げたような。
摂社?の石造りにも存在感が。

本殿がある、ないにかかわらず・・・・・
いらっしゃいます。
凄い気を感じます、私のような鈍でも・・・・・・
好きですね~この空気、今まで感じたことがない空気かも、ですね。
凛としていて、品格が高く威厳を感じます。
この地の神ですね・・・・・力を誇示するではなく、ただ・・・・・・静かに、坐す。
はじめて男神を感じました。
猛々しくはなく、すべてを超えた威厳と品格・・・・・・見守るような優しさ。
考えてみれば、今までこれ程、男神を感じたことはなかった。
諏訪大社でも、私は女神の女性性を強く感じています。
タケミナカタ神はいづこ?と。
その、いづこ?が、わかってきたようにおもうこの頃ですが。
妃神の八坂刀売神についても、今ひとつピンとこない・・・・
何でしょう。
八坂といえば、スサノオ命。
その辺も気になりますが、名を隠されたある女神を感じます。
何といっても、諏訪湖から天竜川が流れるのですから。
天竜ですよ。
水、ですよ。
そして、ふわっと風に運ばれるあの、甘い香り。
言わずと知れた・・・・・でしょ。
そこに気付いた時は、まだよくわからなくて、結びつかない、と思ったのですが、
今は確信できますね。
タケミナカタ神が入る、ず~と前の神でしょうね。
あるいは、先の宮の先住の女神こそ、その女神なのかもしれない。
以前伺った松原湖も、素晴らしい地だった。
タケミナカタ神がお気に召したのが、理解できる。
静けさと落ち着き、そして何か不思議な空気がある。
でも、乙事諏訪神社の空気とはまた、ちがう。
が、似た空気感があるような。
タケミナカタ神には、青年のような若さを感じます。
乙事諏訪神社の神は、もっと年輪を感じます。
長老のような・・・・・・
あ~こんなふうに感じるのは、久しぶりですね。
あの不思議感・・・・・久々、嬉しくなります。
この雨もきっと、必要があって降り続けているような。
雨が見せてくれている、そんな気がします。
晴れていたら、この素晴らしさに気づけなかったかもしれません。
面白いですね~その地のその時のその存在で、シチュレーションが違うのですね。
色々なご挨拶の場をいただくことに、改めて感謝のおもいです。
後でわかったのですが、宮崎駿氏の別荘がこの近くにあるそうな?
やっぱり、もののけ姫だ~。
って、それはず~と以前に感じていたことですがね~笑。
離れがたい思いを後に、諏訪大社本宮から神長館、そして前宮へ。
いやいや、本降りですわ~(;_;)
上着が雨を吸いこみ溜まっています~絞れます~(>_<)
本宮では「本日から発売です」に釣られて買ってしまいましたよ。
でもこれはよく作ったな!と言えるものでしたのでね、スルーできなかった。
「薙勾玉」のお守りで、父神様と母神様も入っています。
「薙」は諏訪神様の象徴でもありますしね。

神長館は「ミシャグチ様」が祀られています。
私にとって、諏訪神様と同じくらい大切な、そしてご縁の深い神様です。
大きなカヤの木が後ろにあり、カヤの実がたくさん落ちていました。
さて、大好きな「前宮」へ~
初めて前宮の前まで車で行きました。
本来なら、歩いて伺いたいところですがね、雨には負けましたね。
水眼の水は山土を含んで濁流と化していて、いつもの澄んだ水ではなかったのですが、
少しだけ、頂いたお守りを水に当て清めました。
水眼はまさに「龍」、そのもの。
凄い勢いで、くねるその流れ・・・・・荒れ狂う姿。
それを見せたかったのか?!
まだまだ・・・・・続くのでしょうね。
一時も早く、収まるよう願わずにはいられませんね。
ご縁のお蔭様で~こうして伺えました、感謝です。
ありがとうございました。
by mamashiningmoon | 2013-10-24 11:04 | Comments(0)