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カチナという精霊

カチナという精霊

私がまだ、祖先の声に気づくずっと前のこと。

知り合いのお店に、2~3体の「カチナ」が飾られていた。

この人形は、なに?

「インディアンの精霊です」
・・・・・・・・・

なんとも、不気味に感じた。

早く店を出たいとおもった。

それから10年後くらいにまた、そのお店に行くと、
なんと、カチナは数十体になっていた。

ん、ん、ん・・・・・・いいのだろうか?

そう感じた瞬間、
目の端っこの方で・・・・カチナが動いた・・・・みたい?

そうおもった途端、閉店後の人がいなくなった店内から、
カチナたちが好き勝手に行き来している光景が・・・・・見えた。

ぞくっ・・・・・・

やっぱりね。

カチナは「精霊」でしょ、こんなところまで連れて来ちゃって。

しかも、売り買いされちゃって。

いいわけないよね。

その後はご存知のように、インディアンショップには普通に並べられている。

最近のカチナは、お土産仕様?に作られているのだろう。

昔は、外に出す(売る)ものではなく、その部族の精霊として作られていたから、
何かの事情で連れてこられた精霊たちだったのだろう。

ドリームキャッチャーも、すごい事があったが、それはまた書きましょ。

おもう以上に、インディアンの精霊たちは凄いパワーがあるのですよ。


カチーナ(カチナ)信仰はホピ族から始まったといわれています。

アメリカインディアンはカチーナの事を
『神の世界と現実の世界との取り持つ精霊』と考えています。

彼らにとってカチーナは神ではなく人でもないのです。

また彼らは、カチーナが自然世界に影響を及ぼすことができる超自然の力を持っていて、
精神的な物ではなく実態があると信じられています。

儀式では伝統的な衣装をつけて踊ります。

これにより精神がカチーナに近づき、その力にふれる事ができるからです。

男たちはカチーナを人形を作り、女性や子供に与えて、
カチーナ人形は家族を守る神として崇められます。

by mamashiningmoon | 2012-07-03 21:39 | アメリカインディアンのお話し | Comments(0)