シャーマンの環
私たちインディアンでない者たちのほとんどは季節の魔術、
大地の精妙なリズム、自然界の日毎の恵みに触れない。
春、鳥が巣を作り、木々が芽吹き、川が生命で膨れ上がる。
だが、私たちはほとんど目を止めない。
こうしたことに注意を払うには忙しすぎるのだ。
だが、わたしたちは注意を払わなければならない。
なぜなら、わたしたちは自然に、そして互いに、
しっかりと結びついているから。
儀式を再発見し、それによって自分を再発見しなければならない。
自然との絆を日々強めることが必要だ。
わたしたちの中で昇る太陽を出迎え、
沈む太陽に別れを告げる者は少ない。
月に吠えるものは多くない。
雨雲に、育ちつつあるトウモロコシに、死の霊に歌いかけない。
私たちは自分のルーツから離れて漂い、憂鬱が蔓延している。
今こそ私たちは、聖なる中心と繋がりをもう一度確認し、
ひとりひとりに意味のある儀式を作り出さなければならない。
(ナンシー・ウッド)著
by mamashiningmoon | 2012-07-03 21:33 | アメリカインディアンのお話し | Comments(0)